一般人からのスタート

構造解析

構造解析や流体解析という世界は、理系科目の素人では挑戦できないものなのかと言われれば、全くの不可能ではないといえます。
それは独学をすればできるようになる、といった次元の話ではなく、ズブの素人からでも導いてくれる教育者がいるということを意味しています。
構造解析や流体解析を取り扱うにあたって、必須ではないものの能力の証明になる計算力学技術者という資格があります。
この資格を学ぶことの出来る教育セミナーが行われている場所では、理系知識がある人からない人まで幅広く対応できるセミナーが開講されています。

理系知識の有無は、この場においてはスタートラインが違ってくるというだけの話になります。
理系の引き出しが弱いならば、CAEと呼ばれる計算力学のことを学ぶ前にその基礎となる、材料力学や工業数学を学ぶことができます。
さすがに高校数学を理解していなければ、そのレベルを学び直すことが必要では有ります。
ですが、大学や専門学校の特別な教育を受けていなくてもこのように技術を学ぶためのステップアップが可能な環境があるため、どのような環境からでも諦めることはないといえます。
諦めなければ、CAEに利用するための計算方法である、FEMと呼ばれる有限要素法に関する学習も十分に視野に入れられます。

そして、それが視野に入れられるようになったならばようやくFEMの基礎講座を受けられるようになります。
それを受けることによって入口に入ることができて、CAEの世界に飛び込むことが出来るようになります。
その先に関しても、構造解析や流体解析に関する実践的な学習や講習会を受けることが可能ですから資格取得につなげることができます。
個人の技術力、知識、スタート地点などによる違いは有りますが、きちんと学習を重ねて地道に頑張れば、最終的な能力の獲得は十分に可能な土壌がある業界だといえます。

講義を受けられる時間

インターフェイス

構造解析や流体解析を学んでいくにあたって必要なセミナーは、社会人にとっては仕事と両立して受講する必要がありタイムスケジュールの獲得が難しいように見えます。
しかしながら、このセミナーは日曜や祝日でも関係なく開講されていることがあります。
そういった場所を選べば、仕事と資格取得の両立も可能となります。
基本的には昼間に行われることが多いものであり休みを使うことになります。
しかしながら、時間の調整をしてもらうことも可能です。
探せばきっと、タイミングの合うものは見つかるといえます。

研究する対象

流体解析

構造解析と流体解析、それを学ぶためにはまず一体何をするのかを考える必要があります。
前者は、何かしらの商品となる構造体を設計するときに必ず必要となる研究です。
力が何かしらの形で加わった時に、どのような変化が起こるのかをシミュレーションすることによって、その安全性や耐久力を検証するのです。

これに対して、後者は時にCFDとも呼ばれ、水などの常温において流れる性質を持っているものを流体と呼びます。
流れるという点では空気も同じであり、蒸気を始めとする気体も同じく流体として扱っていくことができます。
この流体がどのようにして対象物に関わり、流れていくかを試算するのがこの実験の意図です。
よって、自動車や航空機の車体の周囲に関わってくる空力を測ったりすることもそれに含まれます。
ビルを建築した時のビル風も、その中に含まれます。

構造解析にしても流体解析にしても、検証したい事象をを実際に起こすことは難しかったり、不可能だったり、危険だったり、これらのリスクが伴います。
ですから、いわゆるCAEと呼ばれる解析方法の一つとして、構造分析やCFDと呼ばれる流体解析を行ったりします。
CAEを行うことによって、試作品を作らずコンピュータ内で実験することができて、コストも時間も圧縮できます。
更に、安全な環境下で実際の事象をシミュレートできます。
また、その上で結果を視覚的な情報として獲得できるため、問題点と改善点が明確になります。
よって、構造解析や流体解析を行うことは非常に合理的な研究手段だといえます。